電子機器部品の設計や生産時の“熱対策“になくてはならない放熱用シリコーンですが、
「規格に見合うサイズがない」「試してみたいけど初回は1枚~欲しい」
とのご要望はありませんか?
当社ではそんなご要望に合わせ、シート・パッド・テープのサイズ加工のご提案が可能です。
以下、3つの放熱用シリコーン加工方法をご紹介します。
加工方法① スーパーカッター
金型を使用せず、一枚刃を使用してプレス加工する工法です。
メリット
- 最大600m幅まで対応、大型サイズの加工も可能
- 金型イニシャルが不要なため安価
- 比較的スピードが速く、短納期での加工可能
デメリット
- ローラーで材料を送る必要あり、精度面は金型に劣る
- 丸穴等の加工は対応不可
①
原反のシートを
マシンにセット
➁
マシン上でサイズや
カットスピード等を設定
➂
上部から刃を押し当て
カット(プレスカット)
④
余分な残材を除き
カット品の完成
※画像ではダイス状の加工を行っております。
加工方法② PAL500
金型(ピナクル型®・トムソン型)を用いた加工方法です。
メリット
- 寸法公差が安定するため精度の高い加工可能
- スピードが速く、短納期での加工可能
- 比較的まとまった数量での加工に適する
デメリット
- 初回は金型作成のため、金型代と作成時間が必要
①
原反のシートを
マシンテーブルにセット
➁
コンベア状のマシンに
送り込まれプレスカット
➂
カットされたシートが初期位置にスライドし戻る
④
カット品の完成
※画像では長方形サイズの加工を行っております。
加工方法③ プロッター
データをCADで入力し、高精度センサーを用いた加工方法です。
メリット
- 金型が不要なため、短納期での加工可能
- 1200mm×1500mmと大型のサイズ加工も可能
デメリット
- 金型と比較すると穴あけ加工はガタツキが発生しやすい
- 比較的少量に適し、数量が多い場合は時間がかかる
①
原反のシートをマシンにセット
➁
テーブル上でシートが
動かないようテープ等で固定
➂
事前に設定したサイズを
センサーが感知、カットを行い完成
お問い合わせ
サイズや数量によって各種設備を揃えておりますので、お気軽にご相談ください。
過去に加工実績のある放熱用シリコーン加工品の公差表もご用意しております。