
社報「はまゆう」とは…
年2回発刊されている社報です。
春華秋実は、毎号掲載されている巻末にあるエッセイです。
「《なったらいいね》でつながろう」
本年度、この大方針で第13次3ヶ年経営計画がスタートしました。
この“つながり”ですが、今日特に大切になってきている(あるいは求められている)と強く感じます。
つながりとは、ニッシリの一員という立場からすると、社員同士を含めステークホルダーとのつながりが第一に考えられます。もちろんそれも大切ですが、一個人の立場からするとつながりはそれだけではなく、“大切なもの”“大切にしたいもの”とのつながりに思いが及ぶでしょう。
家族、友人とのつながり、ペットや趣味とのつながり、それを核にしたより広い人、動物、ものとのつながり。地域とのつながり、ボランティア活動でのつながり、文化とのつながりというつながりもあるでしょう。
こうした自分を取り巻く世界とのつながりを、濃淡・強弱はあれど、みなさん一人ひとりたくさんもっているのではないでしょうか。そして、それが私たちの生をゆたかかにしているのだと思います。
生をゆたかにする、ゆたかな生というと「Well-being(ウェルビーイング)」という言葉を思い浮かべる方も多いかもしれません。この言葉、日本では「良き生」「幸福」などと訳されることも見られますが、最近主流なのは「ゆたかな生」という表現です。
これはもともと世界保健機関(WHO)憲章の前文にある「Well-being」という言葉に「満たされた状態」という訳をあてたところから来ています。
前文の2段落目にはこうあります。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity. (健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。)
私たちは誰でも健康的に生きることを求めています。そして今日、健康とは「ゆたかな生」を生きるということであり、そのゆたかさの一つとして社会的に満たされた状態にあることも大切になっています。
自分を取り巻く世界とつながりをもつこと、それを広げたり、深めたり、多様にしたりすること、それが私たちをWell-beingに導いてくれることでしょう。
ということで、私も新しい出会いを求めて、水筒を手に散歩でも行ってきますかね。