今年も暮れていきますね…
近頃、よく耳にするのが『ほんとに一年経つのがアッという間』『一年が短くなった』という話です。
老若男女問わず、皆言いますよね？ そうじゃありませんか？
一年は365日で、1日は24時間なことは変わっていないだろうから（たぶん）、短くなったということはないのでしょうけど…なぜでしょう。自分自身も年々一年が短くなっている気がします。
このような感覚を「気忙しい（きぜわしい）」というのでしょうか…
私は、技術の進歩、特に昨今のITの進歩がこの気忙しさの一因になっているように思います。
時計が開発されて、一人ひとりが腕に付けるようになって、時間ということに対してより意識が高まったように、パソコンやスマートフォンを一人ひとりが携帯するようになって、大量で多様な情報に24時間さらされるようになって、意識的にも無意識的にもそれらの情報にキャッチアップすることに汲汲とするようになって…気が休まる暇も無い…。
そんななか、一日一日の区切りが不明確になり、ずっと暮れない一日を過ごしている感覚に陥っているのではないでしょうか。そうして一年がアッという間に過ぎていく…
だとしたら、来年は、スマホもパソコンも、テレビも見ない日を意識的に作ってみたいと思います。
週に一度は難しいかもしれませんが、10日に一度、あるいは二週に一度。そのとき、自分にどんな変化が起きるのか、楽しみです。
そうか。必要なのは休肝日ではなく、休IT日だったのか（笑）。
（デジタルデトックスとも言うそうですね。）

シリコーンを宝石と思い、
小さくとも大切に、
かき集め、そして磨こう！

社報「はまゆう」とは…
年2回発刊されている社報です。
春華秋実は、毎号掲載されている巻末にあるエッセイです。