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二次加硫不要LIMS材料|工程短縮・CO₂削減・省エネを実現

二次加硫不要LIMS材料|工程短縮・CO₂削減・省エネを実現


工程短縮・CO₂削減・省エネを実現
二次加硫を不要にするLIMS材料

二次加硫不要LIMS材料とは?

二次加硫不要LIMS材料は、成形後に必要だった二次加硫工程を省略できる液状シリコーンゴム材料です。

一般的なLIMSでは、用途によっては二次加硫工程が必要になりますが、本製品は低分子シロキサンを大幅に低減することで、二次加硫を不要とします。これにより、工程短縮・CO₂排出量削減・省エネルギー・生産性向上に貢献します。

食品・医療・自動車・電子部品など、高い生産性と品質が求められるシリコーンゴム成形用途でご使用いただけます。

LIMS(Liquid Injection Molding System)の仕組み

LIMS(Liquid Injection Molding System)は、
液状シリコーンゴムの混合から成形までを自動化するシステムです。

二液の液状シリコーンゴムを装置にセットするだけで、精密な射出成形が可能です。材料の混合から成形までを自動化することで製造工程を効率化し、連続自動成形を可能にするため、大量生産に向いています。

LIMSによる成形品

なぜ二次加硫が必要なのか

加硫とは、ゴムコンパウンドに加硫剤を加えて加熱し、ゴム弾性を発現させる工程です。未加硫状態のゴムは柔らかく変形しやすいものの、加硫によってゴムの分子同士が結び付き、弾性や強度、耐熱性を備えたゴム弾性体になります。

シリコーンゴムでは、通常、成形時に行う一次加硫に加え、成形後に約200℃で2~4時間熱処理を行う二次加硫が必要です。二次加硫では、一次加硫後に成形品内部へ残る低分子シロキサンや有機過酸化物などの残留物を除去し、物性をより安定させます。

二次加硫の目的

  • 低分子シロキサンを除去し、電気接点障害のリスクを低減
  • 熱処理により物性を安定・向上
  • 一次加硫で残った有機過酸化物などの残留物を除去

二次加硫不要ミラブルシリコーンゴムは、これらの目的を満たしながら二次加硫工程を省略できるため、工程短縮やCO₂排出量削減に貢献します。

二次加硫不要LIMS材料の特長

① 二次加硫不要で工程短縮・省エネ

二次加硫工程が不要になるため、乾燥機による熱処理や搬送工程を省略できます。工程数を削減することで、製造リードタイムの短縮、省エネルギー化、電力コストの削減、生産性向上に貢献します。

② 生産工程時間を大幅短縮

二次加硫工程を省略できるため、一般的なLIMS材料と比べて生産工程時間を大幅に短縮できます。製造リードタイムを短縮し、連続自動成形による大量生産の効率化に貢献します。

③ 二次加硫工程のCO₂排出量を削減

二次加硫用の乾燥機による加熱が不要になるため、成形時の使用エネルギーを削減できます。一般的なLIMS材料と比較して、シリコーンゴム1kgあたり約20%(約0.16~0.20kg)のCO₂排出量削減が可能です。※信越化学工業株式会社による試算

④ 低分子シロキサンを大幅低減

製造時に低分子シロキサンの含有量を大幅に低減しているため、成形後の二次加硫工程を省略できます。これにより、工程短縮や省エネルギー化だけでなく、電気接点障害のリスク低減にも貢献します。

溶剤抽出法による低分子シロキサン量の比較データ

※溶剤抽出法による低分子シロキサン量の比較データ

⑤ 乾燥機不要で省スペース化

二次加硫用の乾燥炉が不要になるため、設置スペースを有効活用できます。また、乾燥炉の清掃や点検などのメンテナンス負荷も軽減でき、設備管理の効率化にも貢献します。

二次加硫不要LIMS 省スペース化の試算
乾燥機の設置に必要なスペース

※信越化学工業株式会社による試算

製品ラインナップ

用途や必要な物性に応じて、二次加硫不要LIMS材料をラインアップしています。

■ 食品・ヘルスケア用途(KEG-2003Hシリーズ)

食品衛生用途やヘルスケア用途に適した二次加硫不要LIMS材料です。

■ 低摩擦シール部品用途(KE-2017シリーズ)

摩擦を低減したいシール部品などに適した二次加硫不要LIMS材料です。

■ Oリング・シール部品用途(KE-2019シリーズ)

圧縮永久ひずみが小さく、Oリングなどに適した二次加硫不要LIMS材料です。

※ 製品名をクリックすると信越シリコーンセレクションガイドに遷移いたします。

成形条件や用途に合わせて最適な製品をご提案します

食品・医療・電子部品・自動車部品など、用途や成形条件に応じた最適な材料をご提案します。

用途例

二次加硫不要LIMS材料は、高い寸法精度と連続自動成形による生産性を活かし、医療・食品・自動車・電子部品などの精密シリコーンゴム成形に採用されています。

  • ヘルスケア用品(哺乳瓶の乳首、医療機器部品など)
  • マリンスポーツ用品(ゴーグルマスク、シュノーケルなど)
  • 食品接触用品(食品容器用パッキン、キッチン用品、食品機械部品など)
  • 自動車部品(コネクターシール、Oリング、ガスケット、エアバッグ基布コーティングなど)
  • 電子・電気部品(コネクター、防水シール、イヤホン部品など)
ヘルスケア用品(哺乳瓶の乳首など)
自動車部品(コネクターシール、Оリング、エアバッグ基布のコーティングなど)
マリンスポーツ用品(ゴーグルマスク、シュノーケルなど)
自動車部品(コネクターシール、Оリング、エアバッグ基布のコーティングなど)
食品接触用品(キッチン用具、食品容器のパッキン、など)
エレクトロニクス部品(コネクター、イヤホンなど)

よくある質問(FAQ)

Q. LIMS材料とは何ですか?

LIMS(Liquid Injection Molding System)材料とは、液状シリコーンゴム(LSR)を射出成形するための材料です。材料の計量・混合から成形までを自動化でき、高い寸法精度と安定した品質を実現できるため、自動車部品や電子部品、医療・食品用途など幅広い分野で使用されています。

Q. 二次加硫とは何ですか?

二次加硫とは、一次加硫後のシリコーンゴムを高温で熱処理し、低分子シロキサンや加硫剤の分解物を除去する工程です。一般的なLIMS材料では用途によって必要となりますが、二次加硫不要LIMS材料ではこの工程を省略できます。

Q. 二次加硫不要とはどういうことですか?

一般的なLIMS材料では、用途によって成形後に二次加硫工程が必要となる場合があります。二次加硫不要LIMS材料は、低分子シロキサンを大幅に低減することで二次加硫工程を省略でき、工程短縮、省エネルギー、CO₂排出量削減、生産性向上に貢献します。

Q. 二次加硫なしでも性能は問題ありませんか?

低分子シロキサンを大幅に低減した設計により、二次加硫を行わなくても必要な物性や品質を確保できます。用途に応じたグレードをご用意しておりますので、詳しくはお問い合わせください。

Q. LIMSとHCRの違いは何ですか?

LIMSは液状シリコーンゴム(LSR)を射出成形するシステムで、大量生産や高精度成形に適しています。一方、HCR(ミラブルシリコーンゴム)は固形状のシリコーンゴムで、圧縮成形やトランスファー成形などに使用されます。用途や成形方法に応じて最適な材料をご提案します。

導入をご検討の方へ

二次加硫不要LIMS材料に関するご質問やご相談など、ぜひお気軽にお問い合わせください。


■メーカー情報

二次加硫不要LIMS材料は信越化学工業株式会社の製品です。
株式会社ニッシリは、信越シリコーンの特約店として用途・施工条件に応じた製品選定や技術的なご提案が可能です。
製品詳細や技術情報はメーカー公式サイトでもご確認いただけます。

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